こんにちは、さくさくです。
乳がんの手術(乳房全摘・自家組織再建)を受けて1ヶ月経ちました。
術後24日目(退院14日目)には、ごくゆるいヨガレッスンに行きました。
術後26日目(退院16日目)には、自転車(電チャリ)に乗りました。
こんな感じで、順調に回復しています。
昨日(術後33日目・退院23日目)は思い切って、5kmほど離れたスポーツクラブへ自転車で行きました。
今年に入ってから、通院その他忙しくてロクに運動していなかったので息が上がるかと思いましたが、案外大丈夫でした。
そしてステップのレッスンを受けてきました。
(動画が古いけど、こんな感じでステップ台を上り下りしながら飛んだり跳ねたりするエクササイズです)
術後初めて出るレッスンなので心配でしたが、体力的には全く問題なく楽しくやれました。
手術の後遺症としては、胸から脇にかけての傷跡が突っ張るので腕が途中までしか上がりません。
また、お腹の傷跡も突っ張るので、体側を伸ばしたり、体を捻る動作(ヨガのポーズにありがちなやつ)も難しいです。
これは元通り上がるまで数ヶ月かかるらしいので、気長にリハビリやろうと思います。
手術でできた傷も、お腹はほぼくっつきました。
しかし胸の傷は、まだ皮膚潰瘍を防止する軟膏を毎日塗っています。
入浴も、浴槽に浸かることはできず、シャワー浴しか許可が出ていません。
傷口の感染を防ぐために、湯船でのんびり温まるのはもう少し我慢する必要がありそうです。
さて、このブログにも乳がんの患者さんが来てくださいます。
私と同じようにリハビリ中の方や、これから手術や治療を受けるために情報収集している方もいらっしゃって、コメントをいただくととても励まされます。
幸い、私は手術から1ヶ月経って「こうやって日常生活に戻って元気になるんだろうな」という筋道が見えてきました。
そこで、術前や、術後間もなくで体調が安定しない方には、少しでも不安な気持ちを解消するお手伝いできたらと思います。
入院から術後1ヶ月までの体調の変化を、順を追って報告します。
書いてたら、思ったよりはるかに長くなりそうなので、今日は手術前日(入院日)についてです。
手術前日(入院日)の出来事
入院する日の朝、「我が家をしばらく留守にして、いよいよこれから」と思うと緊張しました。
出勤する夫を送り出して、普通通りに朝食。
必要なものは前日までに用意しましたが、忘れ物がないか再度確認して病院へ向かいます。
午前
午前10時前に、病院の入退院窓口で手続き。
健康保険証、診察券、限度額適用認定証、身元引受書その他、提出書類がたくさんあるので、不備がないかドキドキします。
窓口での手続きが終わったら「◯階の病棟へ行ってください」と言われて、自分が入院する病棟へ移動。
ナースステーションで声をかけて、自分のベッドへ案内してもらいます。
午前中は何もやることがなくて退屈。
さすがに早々とパジャマに着替える気もしなくて、着て来た服のままベッドに座ってました。
何もしてなくても立場は入院患者なので、時間になると昼食が出ます。
これが、ちゃんと温かくて思ったより断然美味しい。
最近の病院はサービスいいなと、妙なことに感心しました。
退院するまでずっと朝昼晩の食事は楽しみでした(笑)
午後
午後は13時半と16時半に、翌日の手術のための乳腺ラジオアイソトープ検査というのを受けました。
最初に、手術する側の乳房に注射をするのですが、これが痛い。
事前に「痛いですよ」と言われて身構えていたけど、今まで自分が受けた注射の中で絶対に一番痛いと思うくらい痛いです。
多分、注射液の刺激が強いんでしょうね。
注射針が刺さった瞬間「何だ、大したことないじゃないか」と思ったら、そこから注射液が入る間がメチャクチャ痛いです。
まぁ、痛くても数秒ですから、すぐに終わりますけどね。
看護師さんによると、この検査を受けた人は皆「注射が痛かった」と言うらしいので、私だけがヘタレな訳ではないようです。
手術前日は、看護師さんが説明や連絡に何度も来てくれて割と忙しいです。
合間を縫って、日勤の看護師さんがいる17時までにシャワーも浴びました。
手術のための購入物品
検査の合間には、看護師さんに教わった手術に必要な物品を買いに行きます。
病院の1階には大手のコンビニが入っていますが、街なかの店舗と違うのは、その一角に入院・療養のために必要な物品コーナーがあること。
私が購入したのは
ホスピタルブラ
乳がんや呼吸器系の手術後、授乳中などに使えるノンワイヤーのロングブラ。
前開きでマジックテープで止めます。
生地が柔らかくて当たっても痛くないので、今も家にいる時はこれを使ってます。
腹帯
乳房全摘と同時に、お腹の脂肪で乳房再建しました。
なのでお腹も切りました。
お腹の術後の保護に使用します。
術後の傷の出血で汚れたので、入院中に洗い替えも購入しました。
退院後も10日ほど使ってました(現在はガードル使用)。
この他にT字帯と前開きのおむつ(どちらも手術中~術後の導尿カテーテルが入っている間に使用)も購入しました。
夜
18時に夕食が運ばれてきます。
これもペロリといただきました。
夕食が終わったら、19時以降は何も食べられないので早々と歯を磨きます。
水のみ翌朝6時まで飲むことができるので、口寂しさはナースステーションでもらってきたお湯でごまかしてました。
看護師さんから「明日の手術のためのマーキングがあります」と聞いていましたが、夕食後も何もありません。
すっかり忘れた頃、20時前に乳腺外科の先生に呼ばれました。
病棟内の診察室で、エコーで確認しながら青いマジック(普通に文房具屋で売ってるやつw)で胸に印をつけました。
外科の手術って、こうやって前準備するんですね。
「マーキングは手術の目安のために付けるもので、実際のがんがこの大きさな訳じゃないです」
と説明してくれましたが、確かに目に見える形で示されると
「私のがんって、ここにこの大きさであるのか」
と思ってしまいます。
さらに20時半頃、形成外科の先生に呼ばれました。
切り取るだけじゃなくて、再建する準備もあるんですね。
病棟内の診察室で、歯医者さんで歯型を取るのに使うシリコン印象材で胸の型を取ります。
再建手術の時には、このシリコン型に合わせてお腹の脂肪の形を整えるそうです。
事前の型取りをすることで、お腹の脂肪を使う自家組織再建術の手術時間が1時間以上短縮できるようになった画期的な方法だそうです。
型取りの後は、エコーでお腹の血管を確認しながらマーキング。
これも市販のマジックwでかなり大胆に書かれました。
病院の中は撮影禁止なのですが、自分の体ならいいだろうと病室に戻ってきた後ベッド周りのカーテンを閉めてこっそり撮影。
寝た状態でエコーを撮ってお腹や胸にざっくりマーキングした後、立った状態で更に左右の鎖骨の中心など書き込まれます。
若い男の先生からメジャーで測定されたりして、ちょい恥ずかしかったです。
さすがに上半身裸はアップできないので完成形(笑)の図
形成外科の先生3人がかりで、横から見たり斜めから見たり、離れて全体を見てみたり、かなり慎重に準備していました。
再建手術の時に、このマーキングがかなり大事なんでしょうね。
手術前日はこれにて終了。
私は割と楽観的なタイプのようで、21時の消灯と共に気持ちよく眠れました。
翌朝、いよいよ手術です(翌日の手術編に続きます)。
こんな手術を受けました。
続きの記事はこちらです。
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はてブコメントありがとうございます💕
ありがとうございます。お陰様ですっかり元気になりました。
id:canimさん
そろそろ入院されたかと思ってました。少しはお役に立つことあったでしょうか。行ってらっしゃい、そして頑張って。
前夜は割とリラックスできましたが、さすがに当日は緊張してしまいました😅
自分が動き回るのはいいですが、重い荷物を持つとかはまだ難しいですね。できることと、できないこと。両方使い分けて無理のないようにしたいと思います。
お腹の手術した後って、しばらく自転車乗るの怖いですよね。手術2回目でしたがマーキングされるの知らなくてビックリしました。
書き方悪くてスミマセン💦先月受けた手術の回想なのですが、ご心配おかけしました。ありがとうございます。💕
最近「生きてるだけで丸儲け」というフレーズが頭の中でグルグルしてますw
ホント手術って、それ自体の大変さよりも「これからやられる未知のこと」に対する恐怖のほうが大きいように思いました。一生やらずに済むのが一番ですけどね😁
ありがとうございます、順調です。すぐ調子に乗ってやりすぎるので気をつけます。
こういうものかって知っておくと恐怖心が和らぐのはありますね。でも健康で過ごせるのが一番です。