こんにちは、さくさくです。
ゴールデンウィークを過ぎると、気持ちの良い青空が広がって気温が上がります。
5月5日には立夏(りっか)を迎えて暦の上では夏が始まりました。
日によっては汗ばむ陽気で、すでにエアコンがフル活躍のお宅もあるようです。
一方、冷たい風が苦手でエアコンを使うのは真夏のみという人も。
私もエアコンの冷気が苦手なので、暑さを我慢できなくなるギリギリまで扇風機を愛用しています。
しかし本格的な暑さを迎える前に一度、エアコンのスイッチを入れて試運転しておくことをおすすめします。
今年は特に、新型コロナウイルス感染症の影響で物流やサービスなどあらゆるものが不安定です。
コロナウイルスの影響が出始めた3月頃から思いがけないものが売り切れて入手困難になりました。
夏の暑い盛りにエアコンが故障していても、修理対応や部品の取り寄せに時間がかかる恐れもあります。
今シーズンまだ一度もエアコンを動かしていないという方は、遅くとも6月上旬までにエアコンのスイッチを入れて試運転・動作確認することをおすすめします。
エアコンのメンテナンス
私達がエアコンのメンテナンスといって頭に浮かぶのは
・フィルターの掃除
・プロにお願いするエアコンクリーニング
ではないでしょうか。
エアコンって、スイッチを押すといつでもピピッと気持ちよく動いてくれて当然の感覚です。
でも真夏の暑い盛りにスイッチを入れてもエアコンが動かなかったら…😱
梅雨入り前の試運転もエアコンの大切なメンテンスのひとつです。
エアコン試運転が大切な理由
私がエアコンの試運転がとても大切だと感じている理由は以下の3つです。
理由1:エアコン修理点検のピークは7月
先日シャープ株式会社が、エアコンの試運転をツイッターで呼びかけました。
太古の昔より、急に暑くなるとメーカーの窓口へエアコンの問い合わせが急増、電話と修理の待機列がヤバいことになります。それを回避するためにも、エアコンの試運転をどうかお願いします。だいたいどこのメーカーも試運転の方法は同じですので。 pic.twitter.com/pAw3QnqsGO
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年5月20日
太古の昔より、急に暑くなるとメーカー窓口へエアコンの問い合わせが急増するそうです。
ダイキンHPでもエアコンのお問い合わせ件数が例年7月になると急増すると書かれています。
猛暑の年は6月から問い合わせが急増するそうです。
エアコンの修理点検依頼が殺到すると見に来てもらうまでに数日かかります。
場合によっては必要な部品を手配して再訪となると、暑さの中1週間以上エアコンが使えないこともありえます。
冒頭でも書きましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で様々なことが不安定です。
修理対応や部品調達に余計な時間がかかる恐れもありますが、早めに試運転して故障を発見すれば、これらの待ち時間は回避できます。
理由2:買い替えも取付予約が必要
メーカー窓口の修理点検依頼が混雑している場合、新しいエアコンに買い換えることも選択肢ですね。
でもエアコンは購入後に取付が必要です。
コンセントの移設など電気工事士の資格が必要な作業も多く、購入者が自分で取り付けるのは、ほぼ不可能です。
家電量販店等で気に入ったエアコンの在庫がある場合でも、真夏のピークには取付待ちが1~2週間発生します。
また猛暑でエアコンの在庫もない場合、入荷と取付両方で更に長い待ち期間が発生するかもしれません。
修理依頼も買い替えも、どちらもエアコン需要のピークを迎えてから行動していては、不便が大きいです。
理由3:試運転ついでにエアコンのニオイがとれる
最後は、試運転をしないデメリットではく、することによるメリットです。
部屋の窓を全開にして1時間運転することで、エアコンの嫌なニオイをとることができます(詳しくは後述)。
しかし、屋外の湿度が高い状態で窓を開けて1時間以上運転すると、エアコンから水がたれて室内を汚す恐れがあります。
梅雨入り前のさわやかな時期なら水がたれる心配がなく、エアコンのニオイとりに最適です。
6月上旬までに試運転を
近年の温暖化による猛暑は、私達の想像を超えています。
いつから本格的な暑さを迎えるか、全く予想がつきません。
この記事をご覧になったら今日すぐ、もし今日が忙しければ明日かこの週末にエアコンの試運転をしてください。
もし5月中にやれなくても、6月上旬までにはエアコンのスイッチを入れて動作確認することをおすすめします。
今日やれない人は、今すぐスマホのやることリストに入れましょう。
私はやることリストに「1年に1度繰り返しのタスク」で登録しました。
シャープ株式会社のツイッターによると
・通年でエアコンを使っている
・夏も除湿しか使わない
このような場合も念のため冷房の試運転をした方がいいそうです。
エアコン試運転のやり方
エアコン試運転のやり方は、どのメーカーでもほぼ同じです。
エアコンのスイッチを入れる
・運転モードを冷房に
・温度設定を最低温度に
(16~18℃ メーカーや機種によって違います)
スイッチが入らない場合
・リモコンの電池切れ
・電源プラグがコンセントに差し込まれているか
・エアコンのブレーカーが切になってないか
を確認してください。
運転10分後に確認
・ちゃんと冷風が出ているか
・異常を示すランプが点滅してないか
さらに30分程度運転
・室内機から水漏れがないか
・異臭や異音がしないか
室外機も確認が必要
エアコンの内部には冷媒ガスが流れていて、圧縮機で循環しています。
エアコンの試運転は室内機の動作確認だけでなく、冷媒ガスが一巡して室外機の圧縮機が問題なく動いているかも確認してください。
室内機の水漏れなど不具合発見までには
・冷媒ガスの循環が安定
・室内機内部に結露水が発生
することが必要です。
これには30分程度かかります。
屋外機の排水管から水が出てくればOKです。
ダイキンの試運転おすすめ動画と、各メーカーのエアコン試運転ページをご紹介しておきますね。
faq01.mitsubishielectric.co.jp
窓全開で1時間運転するとエアコンのニオイもとれる
試運転ついでに、エアコンの嫌なニオイをとることもできます。
・部屋の窓を全開にして
・冷房の最低温度で
・1時間運転
この手順で、エアコン内部に付着したニオイ成分が結露水に溶け込みます。
結露水は室外の排水管から流れ出るので、エアコン内部は洗い流されて匂いが軽減する仕組みだそうです。
※屋外の湿度が高い(80%以上)ときに、窓を開けて1時間以上運転すると、室内機に露が付きます。床や家具に水滴がたれて室内を汚すことがあるので気をつけてください。
エアコンの試運転ついでに試してみてはいかがでしょう。
まとめ
シャープのツイートを見て、数日前にリビングのエアコンを試運転しました。
「これで安心」と思っていたのですが、寝室のエアコンを試運転するのは忘れていて、今日慌ててやりました。
リビングだけでなく、寝室や子供部屋なども忘れずにチェックしてください。
皆様がこの夏を快適に過ごせますように。
以上、本日は
エアコンの掃除も大切だけど試運転も忘れないで!梅雨入り前の試運転をおすすめする理由
という話題でした。
お読みいただき、ありがとうございます。
寝室の試運転忘れてたらヤバかったね
リモコンの電池切れてたしね~💦