さくさくの日常

美容、健康、美味しいもの、ヨガ、etc…東京在住アラフィフ主婦さくさくの日々の出来事を記録しています

乳房再建のお値段(自家組織・深下腹壁動脈穿通枝皮弁術)&退院しました

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こんにちは、さくさくです。

昨日の朝、無事退院しました。

このブログや、はてなブックマークでコメントをくださった方々、そして乳がんで乳房全摘と自家組織再建手術を受けてきますの記事を見て心配・応援してくださった皆様、おかげでとても励まされました。

そして、とても嬉しかったです。

本当にありがとうございました。

退院時に支払いを済ませると、診療明細書をもらいます。

診療内容と点数が細かく記載されていて、不謹慎ながらも「自分の胸を再建するお値段はいくらかかったんだろう…」と疑問が湧いてきました。

明細を確認してわかった、そのお値段は…

乳房再術(自家組織・深下腹壁動脈穿通枝皮弁術)

乳房再術(自家組織・深下腹壁動脈穿通枝皮弁術)こんな風にやります

乳がん手術

今回私が受けた手術は乳がんによる乳房全摘と、自家組織(自分のお腹の脂肪)を使った乳房再建です。

 

乳房再建の方法

乳房再建は詳しく書くと深下腹壁動脈穿通枝皮弁術(しんかふくへきどうみゃくせんつうしひべんじゅつ)という術式になります。

再建の方法は上の図のとおりです(がんばって描きました)。

 

  1. 下腹部の皮膚と皮下脂肪を、栄養血管をつけたまま体から切り離します。筋肉は取りません。へそは体に残るので、くり抜きます。
  2. このひとかたまりを皮弁といいます。皮膚は使う部分だけ残して、使わない部分は削ります。
  3. 皮弁を胸部に移植します。顕微鏡を使って栄養血管を胸部の血管とつなぎ合わせます(吻合)。
  4. 皮弁をとった下腹部は縫い合わせます。手術後は30cm程度の傷が残ります。

私の場合、乳輪・乳頭は摘出したものの胸の皮膚は残せたので、皮膚の下に皮弁の脂肪を入れる形で再建していただきました。

おかげで胸の傷跡も、乳輪部分ぐるりと、そこから脇に1本線が入るだけで済みました。

乳輪・乳頭のあった部分のみ、お腹の皮膚なのだそうです。(乳頭は半年後に再建します)。

 

手術にかかった時間

文章で書くと簡単ですが、切り取った脂肪を反対側の胸と均等になるように形を整えて移植する、そして一度切り離した血管を顕微鏡を使ってつなぎ合わせるのは大変な作業で、とても時間がかかります。

私の場合、乳房全摘→再建の全行程で8時間ほどと聞いていて、実際の手術時間は7時間47分でした。

しかし病棟の看護師さんによると、血管の状態は人それぞれで、つなぎ合わせる時間もかなり変わるらしいです。

長い人だと10時間以上かかることもあるようです。

私は麻酔で眠っていたのでまったくわかりませんが、きっと細かい作業なんでしょうね。

 

乳房再建のお値段

そんな長時間かかる大変な作業のお値段は…

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 92,880点!

これは診療報酬の点数なので、実際の金額は×10の928,800円!!!

かなりの金額だろうとは思ってましたが、実際の数字を見てびっくりしました。

この92,880点は再建術だけの点数です。

 

乳がん手術の入院費総額

この他に乳房の切除術と麻酔その他検査や入院費諸々すべて合計した診療報酬点数は16万点ほどでした。

13日間の入院で使った医療費総額160万円ですね(汗)。

もちろん自家組織の乳房再建術は保険適用なので、自己負担は3割です。

さらに高額療養費制度があるので実際の支払額はもっと少ないです。

ただ、自分の代わりに健保組合が負担してくれただけで、そんな高額な医療費を使ったことには変わりありません。

今回は、乳がんの手術で入院という、自分にとっては不本意なものでした。

しかし、多くの方にお世話になって、いい医療を受けられた点ではとてもありがたく感謝しています。

退院して既に健康を取り戻した気分ですが、思う通りに体が動くようになったらちゃんと仕事して納税して社会に恩返ししたいと思います。

国民皆保険制度の有り難味を実感した今回の入院でした。

 

退院日朝の日の出

退院当日の朝「ここで日の出を見るのも最後」と思ったら名残惜しくて、19階のラウンジに行きました。

自分の病室よりさらに眺めが良くて清々しいひと時でした。

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こちらは前日、11階の自分の病室から見た日の出です。

sakusaku-happy.hatenablog.com