こんにちは、さくさくです。
白湯(さゆ)飲んでますか?
この数年、温活や腸活が広まって、体を温めることの大切さが知られるようになりました。
SNSを見ても、白湯を飲んでる女子がたくさんいますね。
朝一番の、寝起きに白湯を飲むメリットや、白湯の作り方と飲み方、私が長年愛飲しているレモン白湯についてご紹介します。
白湯とは
白湯とは、水を沸騰させただけで、何も混ざっていないお湯のことです。
アーユルベーダ(インド・スリランカ発祥の伝統医学、実践的な生活健康法)では、白湯には体質を決める3つのバランス「水」「火」「風」を整える作用があると考えられています。
白湯は寝起きに飲もう
白湯を飲むと、口から入った液体は喉を通り胃腸へと流れていきます。
ゆったりした気分で観察していると、白湯の流れとともに食道や胃の辺りがポカポカするのを感じます。
これがいいのです。
一晩たっぷり睡眠をとった後の体は水分を求めています。
白湯で穏やかに体を温めながら、乾燥した胃や腸の表面を潤してあげる。
白湯を飲む時に、お腹の温まり具合に合わせて胃腸の中をゆっくりと白湯が流れていく様子をイメージしてみてください。
内側から体が温まることを、よりはっきりと感じられるはずです。
そして自分の体が温まるにしたがって、活力が湧いてきます。
やる気や幸福感のような前向きな気持ちも感じられるはずです。
私が感じる白湯を寝起きに飲む一番のメリットは、元気で前向きな気持になれることです。
白湯を寝起きに飲むメリットいろいろ
もちろん、白湯を飲んで体が温まることで、他にもいいことがたくさんあります。
・白湯で体を温めて冷え性を改善する
・白湯で血の巡りがよくなり肩こりや腰痛を和らげる
・白湯で腸が温まり、水分が入ることでお通じがよくなる
・白湯で内蔵を温めて、デトックスやむくみ解消が期待できる
・白湯で老廃物が排出されることで美肌も期待できる
など、様々な効果が期待できます。
私は15年ほど毎朝寝起きにレモン白湯を飲んでいます。
そして、これらの効果を今でも実感しています。
いつも、旅先で寝起きに白湯が飲めなくなると途端に調子が悪くなることで、改めて白湯のありがたみを感じています。
白湯の作り方
白湯というのは水を沸騰させたものですが、考え方によって作り方が違います。
アーユルベーダ式の白湯(本格的)
アーユルベーダに基づく白湯は、ただ水を火にかけて温めたものではありません。
「水」を「火」にかけて「風(沸騰させ対流させる)」の要素を加えてバランスを整えるという考え方です。
しっかり対流させることがポイントです。
1.鍋かやかんに水を入れて火にかける。
蒸発するので水は多めに入れましょう
2.沸騰したら、フタをしている場合は外してグラグラと煮立たせる。
3.10~15分煮立たせて、十分に対流させる。
カルキや不純物も蒸発してまろやかなお湯になります
※万が一火にかけていることを忘れると危険なのでタイマーセットすることをおすすめします
4.火を止めてカップに注ぐ。
カップに注いだあと、白湯を飲む温度は後述します。
続けやすいお手軽方式の白湯
上のアーユルベーダ式で、十分に対流させた白湯はまろやかで本当に美味しいです。
しかし毎朝10分以上やかんを火にかけるのは大変ですよね。
寝坊して時間のない時もあります。
そんな時はお手軽にやりましょう。
私は毎日このやり方です。
1.鍋かやかんに水を入れて火にかける。
2.沸騰したら、火を止めてカップに注ぐ。
これでも十分です。
「時間がないから白湯を飲めない」よりも断然よい選択です。
白湯を飲む時の温度
白湯というのは、体を内側から穏やかに温めてくれるものです。
そう考えると沸騰したての熱々では温度が高すぎます。
フーフー吹きながら飲む
温度が高すぎます。もう少し冷ました方がいいです。
ゴクゴク飲む
温度が低すぎます。白湯の体を温める効果が薄れます。
すすりながらゆっくりコクンと飲む
カップを両手で持って、しっかり温かいと感じるくらいの温度が適温です。
白湯の冷まし方
沸騰させて作った白湯を適温にするための冷まし方ですが、私は茶海(湯冷まし)を使っています。
↑写真のこれです
湯冷ましがなければカップを2個用意して順に移し替えると適温になります。
白湯の作り方より大切なのは毎日飲むこと
アーユルベーダ式の白湯とお手軽方式の白湯、白湯の作り方を2パターンご紹介しました。
が、正直どっちでもいいです。
もちろんアーユルベーダ式の白湯はまろやかで美味しいのですが、面倒でやらなくなる人も多いです。
10分沸騰させ続けるのが面倒で白湯を飲まないよりは、沸騰した瞬間に火を止めて作った白湯でも飲んだほうが絶対いいです。
ウォーターサーバーを使っている方は、サーバーのお湯でも大丈夫です。
白湯の冷まし方も説明しましたが、温度が下がるまで待つのが面倒なら、水を注して適温にしてもいいです。
もっと時間がなければ沸騰させずに水が適温に温まったところで飲んでもいいです。
どんな手抜きなやり方でも、寝起きの白湯は、飲まないより飲んだほうが絶対いい。
それだけの力が白湯にはあります。
もっと美味しい白湯を飲みたくなったら、その時に手をかければいいのです。
レモン白湯
次に、私が15年ほど愛飲しているレモン白湯をご紹介します。
レモン白湯の作り方
白湯にレモン1/4~1/8個程度、またはレモン果汁数滴を加えたものがレモン白湯です。
上で書いた白湯の効果に加えて、レモンの栄養成分による効果も期待できます。
レモン白湯の効果
レモンにはビタミンCとクエン酸が多く含まれています。
ビタミンCは健康維持や美肌に欠かせない成分、そしてクエン酸は疲労回復に大切な役割を果たしてくれています。
更に嬉しいのは、レモンの酸味で口の中がスッキリとさわやかになることです。
内側から体が温かくなるのを感じながらレモンの風味を楽しむひと時が、私にとっては何より大切な朝のルーティーンです。
レモン白湯に入れるレモン
レモン白湯に使うレモンについて説明します。
果汁を絞って白湯に入れるだけなら、スーパーで普通に購入できるレモンでいいと思います。
レモンを輪切りにして白湯に入れてビジュアルも楽しみたい、皮も丸ごと食べたい場合は、国産で無農薬栽培のレモンがいいです。
但し国産レモンの収穫時期は秋~春なので、夏は入手が難しいです。
私もレモン白湯を飲み始めた初期は「やっぱり国産無農薬栽培のレモンよね」と頑張っていました。
今は肩の力が抜けたので、瓶詰めのストレートレモン果汁を使ってます。
昔は瓶詰めのレモン果汁といえばポッカレモンw
如何にも「合成しました」的な味がマズーでしたが💦今はネットで手軽にオーガニックのストレートレモン果汁を購入できることに、時の流れを感じますね。
白湯・レモン白湯の注意点
ここまでメリットばかり力説してきた白湯とレモン白湯ですが、気をつけてほしいことが2つあります。
白湯を飲み過ぎない
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言いますが、白湯も同じです。
体にいいからと言って飲みすぎると、違う部分でバランスが崩れます。
白湯は一日に2リットルも飲むものではありません。
朝1杯、あるいは水筒に入れて持ち歩いても1日2~3杯くらいでいいのです。
特にレモン白湯は、レモンの酸性が胃を刺激します。
また歯の脱灰(酸に触れて歯のエナメル質が溶けること)にもつながります。
レモン白湯は自宅で作りたてを1日1杯に留めるのがいいと思います。
レモン白湯を水筒で持ち歩いてもいい?
最近「レモン白湯 水筒」の検索でいらしてくださる方が多いので追記しました。
上でも書きましたが、レモン白湯は
- レモンの酸性が胃を刺激する
- レモンの酸性で歯の脱灰につながる(歯のエナメル質は私たちが思っているよりデリケートです)
以上の理由から、1日1杯にしておくのがおすすめです。
レモン白湯を水筒に入れて持ち歩くと、レモンの成分が高温に晒されるので、ビタミンCほかレモンの成分の変質も考えられます。
また少量の果汁とはいえ、レモンという生鮮品を生ぬるい温度で長時間持ち歩くのは衛生的に心配です。
金属製の水筒を使う場合は、レモンの酸性で金属が溶け出すことがあります。
酸性の飲み物を金属製の容器に入れると、飲み物の中に金属が溶け出すことがあります。容器や飲み物の注意書きをよく確認し、長時間の保管はさけましょう。 もし長時間保管した場合は、いつもと違う味や色になっていないか、よく確認しましょう。
金属中毒を起こす恐れもあるのでご注意ください。
結論として、レモン白湯を水筒に入れて持ち歩くのはおすすめしませんというよりNGです。
レモン白湯は自宅でフレッシュな風味を楽しんで、水筒で持ち歩くなら普通の白湯がおすすめです。
白湯の前にうがいを
朝、起きたばかりの口の中にはものすごい数の雑菌がいるそうです。
できれば白湯を飲む前にうがいをして、口の中をきれいにしてから飲んでください。
私は起きたら一番に歯磨きして、それから白湯を飲んでます。
口の中がスッキリして、白湯をより美味しく感じます。
白湯は鉄瓶で作るべき?
白湯を作るのに
「鉄瓶の方がいいの?」
「鉄瓶で作った白湯でないとダメ?」
と聞かれることもあります。
鉄瓶で作った白湯は、まろやかでとても美味しいです。
しかし、これから
- 鉄瓶を入手して
- 鉄瓶を育てて
- 毎日鉄瓶で白湯を作る
という面倒なことやれますか?
鉄瓶は錆びるので、内側に湯垢の皮膜を作ることが必要です。
また白湯を沸かしたあと、鉄瓶の中を空にして、予熱で鉄瓶を乾燥させることも大切です。
蓋や注ぎ口についた水分はこまめに拭ったり、大切に使うには手間がかかります。
「白湯は鉄瓶で作らなきゃいけないから、面倒」
そんなことはありません。
とりあえず手持ちのヤカンで、寝起きの白湯生活を初めて、もっと美味しい白湯が飲みたくなったら鉄瓶の購入を検討してはいかがでしょう。
我が家では、ヤカンの代わりにシラルガンのミルクポットを使っています。
内側が丈夫なコーティングなのでサビや汚れの心配がなくて重宝しています。
まとめ
寝起きに飲む、白湯とレモン白湯をご紹介しました。
毎朝わずかな手間で、やる気がみなぎり体調がよくなる白湯は、私にとっては魔法の一杯です。
ダイエットや冷え性改善の目的だけでなく、毎日を元気に、より生き生きと過ごすために、是非朝一杯の白湯を試してみてくださいね。
以上、本日は
白湯(さゆ)で元気な一日をスタート!寝起きに体を温めてくれる白湯&レモン白湯の作り方と飲み方
という話題でした。
お読みいただき、ありがとうございます。
白湯って美味しいの?
飲んでると、美味しさがわかってくるよ
どうしても鉄瓶が気になる人はこちらでチェックしてみてください。