こんにちは、さくさくです。
温暖化の影響か、豪雨災害や台風による被害が多発しています。
今年記憶に新しいだけでも令和元年8月九州北部豪雨(佐賀県・福岡県・長崎県)、台風15号(主に千葉県)、台風19号(関東から東北にかけて)、台風21号に伴う千葉豪雨と大変な被害でした。
被災された方に、心よりお見舞いを申し上げます。
こんな気候になってしまったら、いつ何時自分が水害に遭うかもしれません。
私も平成30年7月豪雨でヒヤッとしました。
河川の決壊でなくても、大雨のときには思わぬところから水が吹き出すことがあります。
特に海沿い、川沿いなど低地の戸建住宅やアパート・マンションの1~2階に住む方には知っておいていただきたいと思います。
浸水ハザードマップを入手
平成30年7月豪雨の時に住んでいた家は、転勤のドタバタで借りたものでした。
当時飼っていた愛犬2匹と一緒に入居できる物件が、1つしかありませんでした。
選択の余地がないので、細かいことを確認せずに戸建住宅を借りました。
無事に引っ越しも終わり、区役所で転入手続きをすると暮らしのガイド等の冊子をもらいます。
持ち帰って確認すると、浸水ハザードマップもありました。
そのハザードマップで自宅の位置を確認すると…
浸水想定区域を確認
浸水ハザードマップに表示されるのは、数十年~百年に一度程度の大雨(想定最大規模降雨)で浸水が想定される区域です。
自宅の位置はピンク色でした。
浸水深1.0~2.0mの区域です。
「数十年に一度の大雨が降ったら、家が水没する!」これはかなりショックでした。
排水口のゴボゴボに注意
当時借りていた家は、海から近い平野にありました。
海抜2~3mくらいです。
生活しているうちに、気になることがありました。
大雨警報が出るような激しい雨が降ると、台所の流し台の排水口からゴボゴボと音がします。
気になって見ていると、排水口のカゴが上下に揺れることもあります。
「もしかして下水が逆流している!?」と心配になりました。
ただ数年生活している間に、排水口のカゴが揺れる以上の、水が溢れてくるようなことはありませんでした。
平成30年7月豪雨
そんな中、平成30年7月豪雨が起こりました。
前日からバケツを引っくり返したような強い雨、それが一晩中続きました。
朝になっても、雨脚が弱くなる気配はありません。
特別警報が出ていなかったのでスポーツクラブのスタジオレッスンに行ったのですが、帰りは道路が冠水していて車で通り抜けるのにも冷や冷やしました。
マフラーから水が入ってエンジン停止してもおかしくない水深だったので、大雨の日に出かけるのは軽率だったと反省しています。
自宅近くの橋を通ると、川の水がいっぱいで今にも溢れそうでした。
「これは…万が一のこともあるかも」と思って、愛犬の遺骨を2階に移しました。
帰宅した頃から、雨の勢いが弱まりました。
その後大雨特別警報が出ましたが、幸い雨の勢いが増すことはなく、無事に一日を過ごすことができました。
雨脚が弱まって数時間経ったので、晩酌しても大丈夫か水位確認に行った時の写真。
これでも溢れそうだった時より、かなり水位が下がってます。
トイレが逆流した!
数日後、お隣さんと会って「大変な雨でしたね」という話になりました。
何と、隣家はトイレが逆流して下水が吹き出したそうです。
「下水管の水圧によっては、我が家でも同じことが起こったかもしれない」そう思うと、ゾッとしました。
以来「低地に住む時には、河川の氾濫だけでなく下水の逆流にも注意しなければ」と思っています。
この時住んでいたのは一軒家ですが、マンションやアパートでも下水の逆流はあるようです。
低地でマンションやアパートの1~2階にお住まいの方は、大雨による下水の逆流にご注意ください。
大雨が降ったら
上でも書きましたが、排水口からゴボゴボ音がするということは下水が逆流する可能性があるということです。
水のうで下水の逆流防止
トイレから汚水が吹き出してくるなんて、考えただけでイヤですね。
ビニール袋に水を入れた水のうで防ぐことができます。
トイレ以外に、お風呂場や洗濯機の排水口、台所の床下収納からも起こるようです。
海抜の低い地域で、戸建や低層階にお住まいの方は気をつけておかれるといいと思います。
浸水の被害を軽減するために
大雨で万が一自宅が浸水しそうな時に、やるべき事って浮かびますか?
私はソワソワして、何も出来ませんでした。
新潟県見附市のページに、やるべき事がわかりやすく示されているのでご紹介します。
平時に確認しておくと安心です。
家屋の浸水を軽減する
水深が浅ければ簡易水のうや簡易止水板で、玄関への浸水・床下浸水を防ぐことができます。
家財の被害を軽減する
- 通帳、印鑑、パスポート、保険証など貴重品
- 宝飾品など高額品
- アルバムなど思い出の品
- パソコンなど高価で移動できる電化製品
これらは、2階や高いところへ移動すると安心です。
車も、早めに高台や立体駐車場へ移動しましょう。
まとめ
私は3年サイクルくらいで土地勘のない場所に引っ越すので、浸水などをハザードマップで確認するようにしています。
平成30年7月豪雨の後、周りの人と話してみると、ハザードマップを知らない人が多いのに驚きました。
長年同じ場所に住んでいる方が、ハザードマップを意識・確認する機会が少ないのかもしれません。
こちらのページから、自分の地域のハザードマップを確認することができます。
近年はゲリラ豪雨や線状降水帯などで想像を超える大雨が多発しています。
平時、余裕のある時にこそ確認・準備しておくことが大切だと感じました。
以上、本日は
大雨でトイレから下水が逆流吹き出した⁉防ぐには?自宅のハザードマップと浸水防止策を確認しておこう
という話題でした。
お読みいただき、ありがとうございます。
大雨の時に川に近づいちゃダメだよ
うん、それ色んな人に注意されて反省してる💧