こんにちは、さくさくです。
11月下旬となり、冷え込む日も多くなりました。
冬になると、皮膚が乾燥します。
乾燥してカサカサになるだけでも嫌ですが、もっと辛いのがカサカサ肌のかゆみです。
かゆいと感じて掻きむしると、ますます痒くなります。
皮膚にうっすら血が滲んでも、かくのをやめられないのはとても辛いです。
今年は特に、かゆみに悩まされました。
冬のかゆみが起こる原因と、かゆみ対策についてお伝えします。
肌がかゆい
私は割と皮膚が丈夫なので(自称鋼鉄の肌)、普段はあまり悩みを感じません。
しかし冬はかゆみを感じることが多く、堪え性がないので血が出るまで掻きむしります。
今年も本格的に寒くなった頃から、肌のかゆみが出てきました。
特に、この3週間くらいは猛烈な肌のかゆみで、背中・お尻・腰骨のあたり・太もも・腕・すねと、全身かきまくりました。
夜中にベッドの中で目が覚めて、少し動くと途端にかゆくなります。
そうなると眠るどころではありません。
ボリボリとかきまくって、体のあちこちに引っかき傷を作ってしまいました。
本当はこんなものじゃないのですが💧、見苦しいのでちょっとだけ。
冬に肌が痒くなる原因
肌が痒くなる原因は、アトピー性皮膚炎・じんましんなど様々です。
その中でも冬の寒い時期に肌がかゆくなるのは乾燥によることが多いようです。
冬は保湿を怠ると、すぐに肌がカサカサして粉を吹いたようになってしまいます。
肌の乾燥はなぜ起こる?
一般に、秋を感じる涼しくなった頃から春先まで、肌の乾燥を感じることが多いです。
かゆみを感じる体の部分の皮膚だけでなく、きちんとスキンケアしている顔の皮膚も乾燥するのを感じます。
それでは、肌の乾燥は、なぜ起こるのでしょうか?
冬は気温が低い
冬は気温が下がります。
そのため、気温の高い時期に比べて発汗が少なくなります。
また気温が低くなると、体が冷えて血行が悪くなりがちです。
冷えによる血行不良で、全身に水分が行き渡りにくくなることで、汗以外の真皮から角層を通って出てくる水分も少なくなります。
潤いを保つ水分の巡りが悪くなるので、皮脂膜や角層にも影響が及びます。
皮脂膜が薄くなったり角層の細胞が乱れた、こんな状態に。
そして、角層の隙間から水分が蒸発して皮膚の乾燥が起こります。
冬は湿度が低い
冬の寒い時期、天気予報では「乾燥に注意」と言われることが多いです。
冬の空気は湿度が低くて空気が乾燥しているので、皮膚から水分を奪います。
室内では、エアコンなど暖房器具を使うことでさらに湿度が下がって、肌表面から水分の蒸発がすすみます。
皮膚のバリア機能の低下
人間の皮膚には
- 水分蒸発を防いで肌の潤いを保つ
- 細菌や刺激物質などの外的刺激をはねかえす
バリア機能が備わっています。
しかし、肌が乾燥すると、バリア機能が低下します。
そして更に、乾燥がすすみます。
この皮膚バリア機能の低下も、乾燥の原因の一つです。
肌を乾燥とかゆみから守るには
肌が乾燥すると、皮脂膜や角層が乱れてバリア機能が低下します。
そうすると外部からの刺激に敏感になり、かゆみや炎症が起きやすくなります。
かゆみを感じる
↓
皮膚をかく
↓
角層の細胞が傷つく
↓
皮膚のバリア機能が低下する
↓
さらに外部の刺激に敏感になる
かゆみの悪循環が起こります。
肌を乾燥とかゆみから守るポイントは
- 皮膚を傷つけない
- 保湿を心がける
の2つです。
皮膚を傷つけない
日常生活で、一番皮膚を傷めやすいのは、意外なことに入浴です。
熱いお風呂はNG
私は熱いお風呂が好きです。
夏は41度、冬は43度で、皮膚がジンジンするのを我慢しながら入るのが最高に気持ちいいです。
しかし、それが皮膚の乾燥とかゆみの原因になります。
浴槽の湯温が高いと肌から皮脂が流れ落ちて、入浴後に乾燥しやすくなってしまいます。
皮膚の乾燥とかゆみを防ぐには、浸かるお湯は42度より低い温度、できれば40度以下がいいようです。
体の洗い方
お風呂に入った時は、どのように体を洗っていますか?
日本人で一番多いのは、ナイロンタオルにボディーソープをつけてゴシゴシ、ではないでしょうか。
知人が、ナイロンタオルのことを「ゴシゴシタオル」と呼んでいて、言い得て妙だと感心してしまいました。
ナイロンタオルでゴシゴシこすると、皮膚表面の垢が落ちてきれいになるような気がしますね。
しかし、そのゴシゴシが皮膚バリア機能を削り取って乾燥のもとになったり、肌に刺激を伝えてかゆみの原因になってしまいます。
体を洗うには肌に優しい綿など天然素材のものを使ったり、特に肌が敏感になっている時は、よく泡立てて手でそっと洗うのがおすすめです。
また液体ボディーソープの中には界面活性剤が強くて、皮脂膜を落としすぎることもあるようです。
ボディーソープの種類を変えたり、固形石けんをよく泡立てて使うことで、皮膚の乾燥が和らぐかもしれません。
お風呂上がり
温まってさっぱりした体をバスタオルで拭く瞬間は、最高に気持ちのいいものです。
ところで体を拭く時は
- ゴシゴシとこする派
- そっと抑えて水分を吸い取る派
どちらですか?
体を拭き取る時の摩擦も、肌を傷める原因になります。
ゴシゴシこするのも、バスタオルを肌に押し当てて水分を吸い取るのも、体を拭く時間には大差がありません。
それなら皮膚に優しい拭き方の方がいいですよね。
保湿に気をつける
皮膚を傷つけない入浴方法に加えて、肌の保湿を心がけることも、嫌なかゆみを抑える上で大切です。
保湿剤でケアする
皮膚を乾燥させないためには、しっかり保湿剤を使うことがポイントです。
1日1回保湿剤を使うことで皮膚の表面に保湿剤の膜を作って、乱れた角層の隙間から逃げる水分にフタをすることができます。
保湿剤には、ベースになる基剤によって軟膏・クリーム・ローションといったタイプがあります。
軟膏 油脂性のワセリンなどに保湿成分の入ったものです。
刺激が少なく、皮膚を保護したり、柔軟にする作用がありますが、使用感がべたつきます。
クリーム 水と油を界面活性剤で乳化した基剤に保湿成分が入ったもので、さらりとした使用感です。
傷のあるところに塗ると、刺激を感じることがあります。
じゅくじゅくした部位には適していません。
ローション 水やアルコールに保湿成分の入ったものです。
さらさらとして使用感はいいですが、軟膏やクリームに比べると持続時間が短いです。
保湿剤は少なすぎると効果が薄いので、適量をきちんと使うのがポイントです。
こちらの動画で、保湿剤の適量と塗り方がよくわかります。
部屋の湿度を保つ
肌の保湿ケアに加えて、環境を整えることも有効です。
暖房が強すぎると余計に乾燥するので、室内の温度は23度程度までがいいようです。
室内が乾燥している場合は、加湿器を使って湿度50%程度にすると、風邪の予防にも有効です。
部屋に植物をおいたり、冬は洗濯物を部屋干しするのも湿度を保つのに役立ちます。
こたつやホットカーペット、床暖房、電気毛布など、体の近くで使う暖房器具も皮膚の乾燥を招きます。
これら暖房器具を長時間使う時は、保湿剤を追加でぬるなど注意が必要です。
適度な運動をする
冬は体が冷えて、発汗も少なくなる時期です。
適度な運動で血行をよくして、汗をかくことも、皮膚の乾燥改善につながります。
私に効果があったのは
皮膚のかゆみが乾燥で起こることは知っていたので、秋口から気をつけました。
- 熱いお風呂に入らない
- 手に固形石けんをつけてそっと洗う
- バスタオルはそっと肌を押さえるように使う
- お風呂上がりにボディオイルで保湿する
等はやっていました。
しかしかゆい。
そんな時、はてなブログの記事で紹介されていたメンソレータムADクリームを試してみました。
第2類医薬品なので、ネットで手軽に購入することができます。
ステロイドが入っていないので安心して塗ることができて、その日からかゆみが治まりました。
以来、毎日のお風呂上がりにしっかり塗っています。
私は、乾燥肌で起こるかゆみの塗り薬があることを知りませんでした。
ミニョンさん、お陰様でかゆみの不快感から開放されました。
ありがとうございます💕
まとめ
毎日、夜眠れないような皮膚のかゆみから開放されてホッとしています。
私の場合、最初はお風呂上がりの保湿にボディオイルを使っていました。
しかしボディオイルではなく、保湿成分配合のクリームやローションの方が乾燥かゆみにはよかったのかもしれません。
以前、保湿効果のある処方薬ヒルドイドが、美容目的で大量に使用されていると問題になりました。
ヒルドイドと同じヘパリン類似物質配合のものは、第2類医薬品として簡単に入手することができます。
処方せん料や調剤料を考えると、ヒルドイドと同じ成分の第2類医薬品を購入する方が安く上がります。
次に肌の乾燥を感じたら、ヘパリン類似物質配合のクリームやローションを使ってみようと思います。
以上、本日は
痒い!冬の乾燥肌と嫌なかゆみを何とかしたい!効果があったのはコレ
という話題でした。
お読みいただき、ありがとうございます。
毎日、ボリボリかきまくってたよね
あのかゆさは、思い出すだけで辛いわ…