こんにちは、さくさくです。
コンタクトレンズ使ってますか?
最近は装用感のいいソフトコンタクトレンズで、一日使い捨てのものもお手頃な価格で購入できます。
とても便利なコンタクトレンズですが、角膜の細胞不足で私は常時装用できなくなってしまいました。
角膜の細胞(角膜内皮細胞)は、一度減ったら再生しません。
将来、目のトラブルで困らないよう、コンタクトレンズの使い方を見直してみませんか?
私のコンタクトレンズ歴
高校生の頃に、近視で黒板の字が見えなくなりました。
眼鏡を作って、授業中のみ使うようになりました。
20歳で日常生活でも遠くが見えにくく支障があるので、コンタクトレンズを購入しました。
以来30年以上、コンタクトレンズを愛用する生活です。
ハードコンタクトレンズ購入
初めて購入したのは、ハードコンタクトレンズでした。
装用感が悪く目の中でゴロゴロしましたが、鏡を見て「自分はこんな顔だったのか」と新鮮な驚きでした。
裸眼だとぼんやりとしか見えないので想像力が補完されて、脳内では割とカワイイ自分像ができていたので少しガッカリしました(笑)。
当時のハードレンズは1枚(片目)2万円程度はしました。
まばたきしたり目をこすると、コンタクトレンズが外れて落ちることがあり、床に這いつくばって探すのが大変でした。
見つからず再購入すると大ダメージです。
貧乏学生だったので、保存液や洗浄液を購入するのも負担でした。
ソフトコンタクトレンズ購入
ハードコンタクトレンズの装用感があまりに悪いので、数年してソフトコンタクトレンズを使うことにしました。
当時はソフトコンタクトレンズも使い捨てはなく、一度購入すると1年以上使っていました。
ハードレンズは洗浄して保存するだけですが、ソフトレンズは毎日煮沸器に入れて煮沸消毒も必要です。
2週間に1回程度、ハイドロケアという錠剤も使う必要がありました。
旅行のときには煮沸器も持っていかねばならず、ハードレンズに比べてかなり手間でした。
しかも1年ほど使っていると取れない汚れがこびりついて、レンズを入れてもぼんやりと曇った感じに見えます。
酸素の通りも悪くなるのか、瞳にピッタリとフタをしている感じでした。
レンズの買い替えとケア用品でお金もかかるし毎晩のケアも手間がかかります。
近視になったことを後悔しました。
2週間使い捨てレンズ購入
そのうち使い捨てソフトコンタクトレンズという、私にとっては神アイテムが出現しました。
1日使い捨てタイプは高コストだったので、2週間使い捨てタイプを購入しました。
今まで1年以上大切に使っていたレンズを、2週間で新しいものに交換できる。
洗浄や煮沸の手間は相変わらずかかりますが、2週間経つと新品のレンズになるのでまた気持ちよく使えます。
いい時代になったな~と思いました。
1日使い捨てレンズ購入
私は節約のために2週間使い捨てレンズだったのですが、我が家の世帯主は1日使い捨てレンズを使っていました。
毎晩、目から外すとゴミ箱にポイして終了。
洗浄も煮沸もいらないのって便利だな~と思いながら見てました。
数年間我慢しましたが、1日使い捨てレンズの価格が手頃になったこともあって切り替えました。
朝、開封した新品のレンズを入れて、帰宅したら目から外すだけです。
ワンデーアキュビュー(←商品名)最高!と思いました。
いつも寝落ちしていた
ハードレンズ、ソフトレンズ、使い捨てレンズと長年コンタクトレンズを使って来ましたが、私の一番の反省点は付けたまま寝落ちしていたことです😱
寝落ちして、朝まで付けたままということもよくありました。
1日使い捨てレンズ以外は、外して洗浄して煮沸するという作業が必要ですが、酔っ払って寝てしまうとそんな気力はありません。
翌朝、コンタクトを取り出す時に目にピッタリと密着して、このまま外すと角膜も剥がれるんじゃないかと思うこともありました。
今にして思うと、こんなことをしていたのがダメなのです。
しかも当時は、寝落ちした翌朝にコンタクトレンズを出して洗って、即再装着して会社に行ってました。
眼科医の診察で
ちょうど一年前、コンタクトレンズを近視用から遠近両用にしたくて眼科に行きました。
コンタクトレンズを使う際のダメダメぶりは既に十分書いてますが、実は眼科受診も数年ぶりでした💧
将来は角膜移植
自分で感じていた不具合は、ドライアイ気味かなという程度です。
しかし眼科の診察では
- 角膜がとても傷んで薄くなっている
- このままでは将来角膜移植することになる
- このままコンタクトレンズを使い続けると白内障になっても手術ができない
とはっきり言われました。
その頃は、朝起きてから夜寝るまでずっとコンタクトレンズを使っていました。
しかし角膜のために、眼鏡中心の生活にして必要な時のみコンタクトレンズを使うようにと言われました。
眼鏡生活でも角膜が回復しない
角膜移植というのは衝撃的だったので、自宅にいるときや近場の外出は眼鏡を使うようにしました。
コンタクトレンズを使うのは週に1~2回、しかも外出する前に入れて、帰宅したらすぐ外すようにしています。
1年経って「こんなに角膜いたわってるから、少しは改善したかな」と同じ先生の診察を受けました。
結果「長年コンタクトレンズを使っている人は角膜の細胞が少ないんですよね」と言われて、全く改善していませんでした。
???と思ってググったところ…
角膜内皮細胞減少
グーグル検索で「角膜」と入れると候補に「角膜 死ぬ」と出てきます。
それだけ角膜トラブルが検索されているのかもしれません。
私の知りたいことは、すぐに見つかりました。
角膜内皮細胞減少というものです。
角膜の一番内側の層である角膜内皮細胞は、目の透明度や新陳代謝を保つ働きをしているそう。
誰でも、年齢とともに少しずつ角膜内皮細胞は減るそうです。
そしてコンタクトレンズ(特にソフトレンズ)を使っていると、酸素不足で角膜内皮細胞が死ぬ(=減る)ペースが早くなるそうです。
眼科の先生が言っていたのは、これだったのか。
しかも衝撃だったのは、角膜内皮細胞は再生しない細胞であること。
コンタクトレンズをやめて眼鏡生活にしても、角膜内皮細胞が回復することはありません。
角膜内皮細胞が減少すると、このように変わります。
社団法人日本眼科医会 コンタクトレンズ眼障害 放置すると失明の可能性も ~装用者の10人に1人が眼障害!~ より
私の角膜も③に近いのかと思うとゾッとしてしまいました。
こちらのページでもコンタクトレンズの使用歴ごとに角膜内皮細胞の写真が掲載されています。
角膜内皮細胞が少なくなると、角膜が濁って(白濁)視力障害を起こします。
さらに細胞の数が減ると、角膜内に水がたまる水疱性角膜症になります。
重度の場合は、角膜移植手術が必要です。
また白内障や緑内障の手術を受けても角膜内皮細胞が減少するそうです。
そのため、もともとの角膜内皮細胞が少なすぎると手術を受けることができません。
こんな大事なことを、何で今まで知らなかったのかと大いに反省しました。
コンタクトレンズの使用で絶対やってはダメなこと
眼科の先生に叱られた私が書いても全く説得力がないのですが、角膜内皮細胞が減っても再生できないことをご存知ない方のために注意喚起します。
- 付けたまま寝る
- 装用時間が長すぎる
- レンズケアが悪い
どれも角膜が酸欠を起こして、角膜内皮細胞の減少につながります。
コンタクトレンズに慣れていると、眼鏡をかけるのは鬱陶しいものです。
しかし自分の目を守るために、自宅で過ごす時間は眼鏡にするなどコンタクトレンズを使いすぎないよう気をつけてください。
- 定期検診を受けない
ネット通販で手軽にコンタクトレンズが購入できて便利になった反面、定期検診を受けずに済ませられるようになってしまいました。
しかし角膜内皮細胞が減っても、自覚症状のないことが多いそうです。
度数の測定だけでなく角膜のためにも、定期検診が大切であることを改めて感じました。
まとめ
コンタクトレンズを入れたまま寝落ちしたことなど、自分のだらしなさに起因する話を書くのは恥ずかしかったです。
私のようにリスクを理解せずに、コンタクトレンズを長時間使うのはとても危険なことだと思います。
ご自分の目を守るために、上手にコンタクトレンズと付き合ってください。
私も角膜移植せずにすむよう、重々気をつけたいと思います。
はてブコメントで気をつけるべきこと、もう一つ教えていただきました。
wattoさん:あとツイッターのFFさんから「目薬や洗浄液は開封したら1ヶ月以内に使い切ろう」という話を、ちょうど聞いたところです。かかりつけの目医者さんから、開封したとたんに細菌の繁殖が始まるという話を聞いたそうです。
私もソフトコンタクトレンズ使っていて金欠の時は、洗浄液とか保存液ケチケチ使ってました💧
確かに雑菌が繁殖しますよね。
以前手作り化粧品にハマっていた頃、冷蔵庫に保管するのを忘れるとあっという間に腐敗したのを思い出してゾッとしました。
以上、本日は
コンタクトレンズは帰宅したらすぐに外そう!酸欠で角膜の細胞が死ぬ、そして再生しないらしい
という話題でした。
お読みいただき、ありがとうございます。
ちゃんと定期検診行かなきゃダメだよ
だよね~メチャ反省してる
昨年、診察を受けた時の記事はこちらです。
目と同様に大切な歯の健康を保つための歯磨き方法はこちら。