こんにちは、さくさくです。
玄関ドアって新しいうちは気持ちよく動いてくれるけど、年数が経つとバタンと閉まってうるさかったり、逆に閉まりが悪くなってイラッとしたり不具合が出てきます。
こんな不具合は自分で簡単にメンテナンスできるので、玄関ドアの調子が気になる方はぜひ試してみてください。
玄関ドアの調整は自分でできる
玄関ドアは、家の中と外を区切る大切なものです。
防犯上、素人があれこれ触るのはよくないように思ってしまいます。
しかし、少し前から「あれっ!?」と思っていた玄関ドアの調子がどんどん悪くなって気になるので、ググってメンテしてみました。
もちろん重要なパーツの交換や大きな修理はプロにお願いする必要があります。
しかし今回やった調整程度のメンテナンスはDIY全くダメな私でもやれるくらい簡単でした。
玄関ドアの閉まりが悪い
マンションの玄関ドアって、ドアクローザーがついています。
そのおかげで、ドアから手を離すと勝手に閉まりますよね。
しかし最近、手を離しても少し隙間が空いた状態でドアが止まるようになってしまいました。
玄関の外側からだと押して、内側からだと引いて、ドア枠に密着させないと鍵がかからない状態です。
大した手間ではないのですが、出入りするたび毎回のことなのでイラッとします。
最初は自分の閉め方が悪いのかと思いました。
が、家人も同じことを言うので、やはりドアに不具合がある様子。
- ドア枠に何かはさまっていないか
- ドア枠のパッキンが劣化して浮いたり剥がれたりしていないか
等よく観察してみましたが、特に何もありません。
今朝グーグル先生に相談することを思いつき
「マンション 玄関ドア 閉まりが悪い」
でお尋ねした結果、教えていただきました。
以前は手を離すだけでドアがカチャと閉まっていたのに、最後の部分がひっかかるようになったという場合は、ヒンジ、ラッチ、ストライクをチェックします。
まずヒンジのネジが緩んでいないかを確認。
次にラッチの滑りが悪くなっていないかを確認します。
最後に、ストライクがずれていないかを確認します。
道具はドライバー1本でできます。
これで解決しない場合は箱錠の交換となります。
私が求めていた解決法はこれだ!
ヒンジのネジを確認
ヒンジとはドアと建物を接合している蝶番(ちょうつがい)の金具です。
早速確認したところ、特にネジのゆるみ等ありませんでした。
我が家の玄関ドアの不具合は、ヒンジではないようです。
ラッチの滑りを確認
次にラッチを確認します。
ラッチとは、ドアノブ近くの側面にあって、ドアが開閉する時にピコンと動く部分です。
玄関ドアに限らず、ほとんど全てのドアについています。
ラッチの動きが悪くなると、ドアがスムーズに閉まりにくくなるそうです。
上記のサイトによると、ラッチの不具合を確認する方法は…
玄関ドアのラッチをテープで押さえて、凹ませた状態で固定します。
これで手を離してドアの閉まりがスムーズなら、不具合の原因はラッチです。
幸い、我が家の玄関ドアはテープを貼った状態でスムーズに閉まって、原因がラッチの動きと特定できました。
ラッチの動きをスムーズにするには鉛筆を使います。
鉛筆の芯をラッチに擦り付けることで、黒鉛の潤滑作用でなめらかに動きます。
本当はB以上の柔らかい鉛筆がいいようです。
しかし、手元にはHしかなく…しかし問題なくスムーズに動いてくれるようになりました。
(追記)
鉛筆の芯では、しばらくすると再度ラッチの動きが悪くなりました。
最終的にはミシン油をごく少量注油して根本的に解決しました。
KURE556でもいいのですが、スプレーだと量の調節が難しいです。
私は、ミシン油を1滴ティッシュペーパーに付けて、ラッチの周りに塗りました。
これでラッチの動きがよくなりました。
ラッチの受け側ストライクを確認
ヒンジのネジが緩んでいなくて、ラッチの滑りもいい場合、ドア枠側のストライクという金具がずれているのかもしれません。
その場合の対応方法は私が参照したページを御覧ください。
玄関ドアが気持ちよく閉まるようになって一件落着。
しかし感謝の気持ちを込めてサイトを眺め回しているとドアの閉まる速度の調整方法という項目が。
これも今の家に入居以来気になっていたことの一つ。
玄関ドアがバタンと閉まるのを調整したい
玄関ドアから手を離すと、勢いよくバタンと大きな音をたてて閉まります。
結構うるさいので、ご近所迷惑になりそうで嫌でした。
ドアクローザーを調整すればいいのかな…と何となく思っていましたが、ざっくり見回しても調整するところがない。
それで放置してました。
しか~し!
ドアクローザーの調整場所
調整するところがないのではなく、調整するところを見つけられないだけでした(笑)。
ドアの閉まる速度は、ドアクローザー横の小さなプラスネジ(調整弁)を回すことで調整できます。
プラスネジを右に回すとドアの閉まる速度が遅くなり
左に回すとドアの閉まる速度が早くなります。
ネジの位置はドアクローザーによって違うようです。
我が家のドアは上の写真赤丸のネジを少し(本当にほんの少しだけ、これ重要)右に回すことで、自分の希望通り静かに閉まるようになりました。
ドアクローザーのプラスネジ(調整弁)が複数あるのは、玄関ドアの角度ごとに速度が調整できるからだそうです。
図を参考にすれば、玄関ドアが閉まる直前でゆっくり止まるようにしたい等、細かく調整することもできます。
更に詳しい説明はこちらのページを御覧ください。
鍵が入りづらい、抜きにくい
玄関ドアを施錠するには、必ず鍵の抜き差しをします。
この時、鍵が入りづらかったり抜けにくいのも地味にイラッとします。
玄関錠のシリンダー内部に砂や埃が入っていると、こうなります。
解消法は
- 鍵の表面にB以上の濃い鉛筆をこすりつける
- その鍵を玄関ドアの鍵穴に差し込んで、何度か回す
これでOKです。
それでも玄関錠の動きが悪いときは、掃除機を鍵穴に当てて中のホコリを吸い込むと改善することがあります。
鍵穴に注油は絶対ダメ
素人考えでは「動きが悪いから注油したらいいのでは」と思ってしまいます。
しかし鍵穴に注油するのは、中で埃が固まって更に大きなトラブルになるので絶対にNGです。
最悪の場合、玄関錠のシリンダーが壊れて交換になることもあるそうです。
鉛筆の芯(黒鉛)を何度こすりつけても鍵の抜き差しで引っかかる場合は、管理会社や鍵の専門業者に相談する方がよいと思います。
その他の玄関ドア周りトラブル
玄関ドアは毎日使う場所です。
些細な不具合でも、日に何度も使うのでストレスになりますね。
その他の玄関ドア周りトラブル解消法もご紹介します。
ドアがギーギーと鳴ってうるさい
開け閉めするたびに、ドアがギーギー鳴るのも嫌なものです。
そんな時は、ドアのヒンジ(蝶番)に注油すると改善します。
ドア下から入ってくる砂埃対策
少し年数の経ったドアだと、なぜかドア下から砂埃が入ってくることがあります。
ドア枠のゴムが劣化すると隙間ができて、砂埃だけでなく花粉や冷気も入ってきます。
古くなったドアスコープを防犯性の高いものに交換
曇りが激しくて、外を見にくくなったドアスコープは交換することができます。
ドアスコープはちょっとした道具を使うと外から室内を覗くことができるので、ワンルームマンションにお住まいの方は気をつけてください。
覗き見防止のために蓋付きのドアスコープが市販されています。
また、外から外せない防犯性の高いものもあります。
まとめ
玄関ドアの不具合対処法をご紹介しました。
私はDIYとか家のメンテナンス系は全くダメなのですが、玄関ドアの不具合解消に関しては、力もいらなくて簡単でした。
一人暮らしのお嬢さんでも問題なくやれます。
もし玄関ドアが閉まりにくかったり、バタンと閉まるのが気になったり、玄関錠に鍵を抜き差しするのが引っかかってイラッとしていたら試してくださいね。
以上、本日は
玄関ドアの不具合~玄関ドアが閉まりにくいのはラッチが引っかかるから!ドアがバタンと閉まるのも調整できます
という話題でした。
お読みいただき、ありがとうございます。