こんにちは、さくさくです。
東京23区内の梅の名所・梅園・梅林まとめを作ったら実際に確認したくなったので早速w皇居東御苑に行ってきました。
大手門のお堀(桔梗濠)には白鳥がいるんですね。
何と、この白鳥はお堀で飼育されていて人懐っこい人気者らしいです。
ところで皇居と言っても、天皇陛下・皇后陛下のお住まいから儀式や公式行事の行われるところ、我々一般人にも開放されているところと様々です。
ググって勉強したので、一般人の入れるエリアを簡単にご説明します。
北の丸公園(皇居外苑北の丸地区)
グーグルマップで皇居周辺を見ると、お堀に囲まれた緑色の大きなエリアになってます。
何となく、その緑色の部分全部が皇居と思ってしまいがちですが(私だけ?)、地図の緑色の線で囲んだ部分は北の丸公園(皇居外苑北の丸地区)で、皇居ではありません。
日本武道館や東京国立近代美術館があるのもこの北の丸公園エリアです。
北の丸公園は、江戸時代に江戸城北の丸があった場所で、公園の名称や町名はこのことに由来します。明治時代からは近衛師団の兵営地等として利用され多くの建物が建てられましたが、戦後になり皇居周辺の緑地として活用されることが決定され、森林公園として改修が進められました。旧皇室園地に由来する国民公園皇居外苑の一部に編入され、昭和44年(1969年)に昭和天皇の還暦を記念して開園し、広く一般に公開されました。
北の丸公園は、都心とは思えない緑豊かな広々としたところです。
桜の名所として知られる千鳥ヶ淵は、北の丸公園西側のお堀です。
皇居東御苑
今回、私が行ったのは、上のグーグルマップの赤線で囲んだ皇居東御苑です。
旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部が皇居附属庭園として整備されて、昭和43年(1968)から公開されているらしいです。
その皇居東御苑を、大手門から北桔橋門(きたはねばしもん)へ以下のルートで散策しました。
宮内庁皇居東御苑の略図を加工
大手門
皇居東御苑には3ヶ所の出入口がありますが、東京駅・地下鉄大手町駅からだと、大手門が一番近いです。
旧江戸城の大手門は、高麗門と櫓(やぐら)門で構成された枡形門という形式です。
枡形門については、こちらのブログでわかりやすく解説されていて面白かったです。
興味のある方はどうぞ。
最初にくぐるのが高麗門です。
高麗門を入ると90度右に曲がって櫓(やぐら)門をくぐります。
残念ながら戦災で消失して、これは復元されたものだそうです。
大手門から入るとすぐ左手に、発券所があります。
係の人から、入園票(プラスチック製の札)を受け取って進みます。
見学を終えたら大手門・平川門・北桔橋門どの門からでも退出できますが、その時にこの入園票を返却します。
同心番所

発券所の少し先にあります。
江戸城って天守閣もないしイメージ薄いのだけど、こういう石垣や建物を見ると、かつての名残を感じますね。
ソシンロウバイもきれいに咲いてました。
梅林坂

皇居東御苑梅林坂といえばこの写真。
坂の下、石垣のところの紅梅と白梅が見頃でした。
こんなに寒いのに、元気に咲いてる姿を見せてくれると嬉しくなります。
白梅もすごくきれいでした。
天守台
梅林坂をのぼって北桔橋門のところまで来ると、左に天守台が見えます。
すごく大きくて、往時の江戸城の威容を感じます。
上にはどんな建物があったのかと思ったら…
この寛永の天守は、明暦3年(1657)の火災で焼け落ち、翌年に加賀藩前田家の普請により高さ18mの花崗岩でできた天守台が築かれます。これが現在残る天守台ですが、四代将軍家綱の叔父である保科正之の戦国の世の象徴である天守閣は時代遅れであり、城下の復興を優先すべきであるとの提言により、以後天守閣は再建されることはありませんでした。現在、東西約41m、南北約45m、高さ11mの石積みが残っています。
千代田区観光協会より
何と、この天守台の上には天守閣が建てられたことがないんですね。
最後に、北桔橋門を出て振り返ったところ。
梅も美しかったですが、往時の江戸城の雰囲気を感じることができたのもよかったです。
北桔橋門を出て左にしばらく歩くと千鳥ヶ淵に行けます。
桜の季節じゃない千鳥ヶ淵も、落ち着いた静かな感じでいいですよ。
公開日・公開時間・入園料
皇居東御苑は通年公開されています。
除外日は
- 12月28日から翌年1月3日まで
- 行事の実施,その他やむを得ない理由のため支障のある日
公開時間は
- 3月1日~4月14日 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
- 4月15日~8月末日 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
- 9月1日~10月末日 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
- 11月1日~2月末日 午前9時~午後4時(入園は午後3時30分まで)
入園の時には手荷物検査があります。
入園料は無料です。
アクセス
出入りの門が違ってもOKです。
駐車場はありません。
まとめ
皇居って我々一般人が入れるのは、新年や天皇誕生日の一般参賀、乾通りの一般公開など限られた日程だと思ってました。
そしてニュースで見るように、多くの人が集まってものすごく混雑しているイメージ。
しかし皇居東御苑は上に書いたとおり通年入ることが出来ます。
何よりいいのは、広大な敷地に比べて訪れる人が少ないので空いている。
とっても静かでゆったりと散策できて、日頃の喧騒を忘れてリフレッシュできます。
今回は梅林坂メイン、短時間でさっくり歩きましたが、次は本丸とか二の丸庭園も、じっくり散策したいです。
最後に、皇居東御苑って名前のとおり東側にあるから、午後になると傾斜や石垣で影ができます。
きれいな写真を撮りたいなら午前中に行くのがいいと思いました。